ピコトーニングを受けた人の中には、
「思っていたほど効果がなかった」
という口コミを残す方もいます。
特に、夏の強い紫外線によって肝斑や色素沈着が悪化しやすい時期には、このような意見が増える傾向にあります。
ピコトーニングは、くすんだ肌のトーンを改善し、シミや色素沈着を除去するのに役立つ施術として広く知られていますが、なぜ効果に差が出るのでしょうか?
今回は、ピコトーニングの効果を左右する要因と、色素疾患を効果的に治療するための方法について詳しく解説します。
正確な色素診断の重要性
ピコトーニングをはじめとする色
素治療において、最も重要なのは正確な診断です。
多くの方が、目に見えるシミだけを治療しようとして、逆に隠れていた色素が濃くなったり、肝斑が悪化したりする経験をすることがあります。
これは、適切な診断をせずに、むやみにレーザー治療を行ったことが原因である可能性が高いです。
色素にはさまざまな種類と深さがある
一口に「シミ」と言っても、実際にはさまざまな種類の色素沈着があり、それぞれの深さが異なります。
✔ 表皮にある色素:比較的浅い層に存在し、除去が容易
✔ 真皮にある色素:深い層に位置し、治療に時間がかかる
このように、色素の深さや位置によって、適切なレーザーの種類も変わるため、正確な診断が何より重要です。
診断機器を活用した詳細な分析
そこで、マークビュー(Mark-Vu)のような皮膚診断機器を使用し、肉眼では確認できない色素まで詳細に分析します。
このような診断を行うことで、シミの位置や深さ、色素の種類を正確に把握し、個々の肌状態に適した治療計画を立てることが可能になります。
シミ除去には複数のレーザーを組み合わせるのが効果的
シミ治療は、単一のレーザーで解決できるものではありません。
肌の状態や色素の種類に応じて、複数の波長のレーザーを組み合わせることが最
も効果的です。
そのため、ピコシュア(PicoSure)、ピコプラス(PicoPlus)、エリートプラス(ElitePlus)など、高価なレーザー機器を多数導入しています。
✔ 1種類の色素に対しても、最低2〜3種類のレーザーを組み合わせて治療することが、より効果的なアプローチです。
色素治療に必要なレーザー波長の種類
波長(nm) | 浸透深度 | 主なターゲット(治療対象) | 適用例 |
---|---|---|---|
300-400nm | 表皮 | 浅い色素(雀卵斑・表皮のシミ) | シミ・そばかす除去、表面改善 |
495-570nm | 表皮〜浅い真皮 | 血管病変(毛細血管拡張・赤ら顔)、浅い色素 | 血管治療、赤ら顔改善 |
600-740nm | 深い真皮 | 深い色素病変、血管病変 | 肝斑治療、血管病変改善 |
800-1000nm | 深い真皮〜皮下脂肪層 | コラーゲン生成、毛穴改善 | 肌のハリ改善、毛穴縮小、トーンアップ |
1064nm以上 | 真皮深層〜皮下脂肪層 | 深部の色素沈着、毛包、皮下脂肪 | レーザー脱毛、リフティング、色素沈着治療 |
ピコトーニングの口コミ・ビフォーアフター
実際に治療を受けた方の症例を、ビフォーアフター写真とともに紹介します。
症例 1:複合型肝斑・シミ除去
✔ 施術期間:2024.06.08〜2024.09.20
✔ 結果:夏の紫外線が強い時期でも、複合型肝斑を効果的に除去
✔ ポイント:正確な診断と適切なエネルギー調整
※ 注意事項 : 上記の写真は、一定の環境で撮影された補正のない原本で、患者さんの許可の下に提供される資料です。
レーザーは、やけど、低色素斑、色素沈着などの副作用を引き起こす可能性があります。
医療スタッフと詳しい相談の上、行ってください。
症例 2:シミ除去 & 肌トーン改善
✔ 施術期間:2024.05.28〜2024.08.01
✔ 結果:5回以内の施術で明らかな肌の改善
✔ ポイント:ピコトーニング単独ではなく、複数のレーザーを組み合わせた治療
※ 注意事項 : 上記の写真は、一定の環境で撮影された補正のない原本で、患者さんの許可の下に提供される資料です。
レーザーは、やけど、低色素斑、色素沈着などの副作用を引き起こす可能性があります。
医療スタッフと詳しい相談の上、行ってください。
このように、すべての治療が長期間かかるわけではありません。
適切な診断と治療を行えば、より効率的に改善することが可能です。
施術後のアフターケアも重要
ピコトーニング施術後は、肌が敏感になっているため、適切なアフターケアが必要です。
以下のポイントを守ることで、施術効果を長く維持し、副作用を最小限に抑えることができます。
✅ 紫外線対策:
→ 敏感になった肌は紫外線の影響を受けやすいので、SPF30以上の日焼け止めを必ず使用しましょう。
✅ 保湿ケア:
→ レーザー施術後は肌が乾燥しやすいため、十分な保湿を行い、肌の水分バリアを維持しましょう。
✅ 刺激を避ける:
→ 施術後はピーリングや強い化学成分のスキンケア製品を避け、低刺激のアイテムを使用することが大切です。
簡単なケアを徹底するだけで、施術後の回復を早め、より良い結果を維持することができます。
ピコトーニングの効果は? まとめ
✔ 「本当にシミが消えるの?」
✔ 「トーニングを受けたけど効果を感じなかった…」
そんな不安を抱えている方は、信頼できる皮膚科で、医師が1:1で診察・施術を行うクリニックを選ぶことが重要です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!😊
以上、代表院長のウォン・デハンでした。